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走ることについて語るときに僕の語ること
村上春樹
 体力維持のため週2回ジムへ行って泳いでいます。1キロあまりの距離をゆっくり泳いでいる間、頭の中ではペースは的確か?息継ぎはスムーズか?といったことを考えるともなく考えています。そうした誰かと会話するわけでもない、水の中で1人きりという時間を過ごすのは僕は嫌いではありません。
 この本は自分自身について語ることの少ない村上春樹が、趣味であるランニングを軸に自分自身を綴ったエッセイ集。今年の秋に発売されてから順調に売れているようです。著者はジャズ喫茶の経営を止めて専業作家としてスタートしたときに、体力維持を目的にランニングを始めたそうです。それから毎年一回のペースでフルマラソンに参加するなど、約25年ものあいだ走り続けてきたわけですが、走ることから色々なことを学んできたと書いています。彼はこう書きます。
 走ることは僕にとっては有益なエクササイズであると同時に、有効なメタファーでもあった。僕は日々走りながら、あるいはレースを積み重ねながら、達成規準のバーを少しずつ高く上げ、それをクリアすることによって自分を高めていった。少なくとも高めようと志し、そのために日々努めてきた。
 ここで彼が「メタファー」と書いているのはおそらく、毎日走ることと小説を書くことの間に通底する共通項のようなもののことでしょう。つまり、自分のペースは今日の体調にフィットしているか?ランナーとして自分はどうすれば向上するのか?そういった自分自身との対話が、小説を書くということにおいても地下水脈となって繋がっているということなのですが、そういった小説とランニングの結びつきが、僕がこの本を読んで最も面白かった部分です。著者の走ることへの情熱が感じられ、泳ぐだけでなく走るのもいいかなと思った一冊。とはいえ松本の冬はランニングするには寒すぎるから、春になったらたぶん。なるべく(笑)
【2007/11/14 03:03】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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