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まど・みちお詩集
まど・みちお詩集
 詩人「まど・みちお」の名前は知らなくても、「♪ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね♪」の「ぞうさん」や、「♪しろやぎさんから おてがみ ついた くろやぎさんたら よまずに たべた♪」の「やぎさん ゆうびん」といった童謡の作詞者といえば、わからない人はまずいないと思います。今年で98歳になる現役の詩人である彼の詩は、平易な言葉でありながら実に奥深い世界を表現しています。この本に収められている詩はとても魅力的なものが多いのですが、その中から僕が特に気に入った詩を2つほど紹介します。
「ことり」

そらの
しずく?

うたの
つぼみ?

目でなら
さわっても いい?
 ことりに目でさわるというのは、何という繊細な表現なのでしょうか。普段僕たちが使う言葉の組み合わせからこんな表現が生まれるということに、僕は驚かざるをえません。
「ふと」

ふと おわった

いっしんふらんに 注ぎつづけていた
ぼくの おしっこは

見つめていた ぼくの
「見つめていたこと」も また

そして 見つめながら 考えていた
「考えていたこと」も また

その「ふと」が なぜか
ふと めずらしい

はじめて 目にすることができた
時間の「まばたき」のようで
 僕らの日常生活からこんな新鮮な世界を切り取って見せることが出来る、ということもまたすごいことだと思います。言われてみれば誰でもおそらくは経験したことのあるトイレでの出来事、されどトイレから出たらすぐ忘れてしまうようなことを、彼は逃さず瑞々しい言葉で表現しています。まど・みちおの眼で切り取られた上質の世界、読む者の世界観すら変えてしまう詩集の一つ。
【2007/09/07 23:29】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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