松本市美術館では中信美術展も始まり、忙しさもようやく一段落というところですが、相変わらずロシア語の方は飽きもせず続けています。こんなに地道にやる性格だったっけ自分?と思わないでもないですが、楽しめるかぎりは続けようと思っています。
ロシア語の学習環境はドイツ語やフランス語ほどではありませんが、まあそこそこは整っています。つまり英語などの他言語を介さず、基本的には日本語ベースで学習できるという意味なのですが、それでもやはり選択肢が少ないので、必然的に定評のある参考書は古いものが多くなります。 例えばロシア語の意味がわからないから辞書を引いてみると、たまに訳語で「ウナ電」とか「小言幸兵衛」とかいった、ほとんど日本語として死語に近いものが書かれていることがあり、意味がわからずさらに辞書を引くということがあるなど、苦笑せざるをえない時もあります。 さらに中級者用の単語集として最も良いと言われているのは『ロシア重要単語2200』という本ですが、発行は1983年ですから、もう25年も前に発行された本になります。この本は重要単語を含んだ例文を覚えていくスタイルなのですが、なかなか味のある例文が満載されています。当然ロシア語の文章もあるのですが、ここでは日本語訳のみを紹介します。 『うちの子供たちは朝潮の大ファンだ』 朝潮とは今の高砂親方ですが、当時は人気力士だったんですよねぇ…。 『あなたはソ連のどんなスポーツマンをご存知ですか?』 ソ連はもうありません…。 『ソビエト文化は形式において民族的であり、内容において社会主義的である』 文章の意味がわかりません…。 『ブルジョワジーは社会主義の敵だ!』 この例文を使う機会があるのでしょうか…。 ロシア語、面白いです。 |
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